思った以上に長文になってしまった

ブルースの由来について、空はこんなに青い(ブルー)のに、何で俺達はこんな惨めな暮らしをしているんだ、という南部の黒人の悲哀を唄ったと聞いたことがあります。

僕は普段病棟で働いており、外の景色を見る機会は少ないのですが、たまに外廊下を歩く時に青空を見ると、そんな黒人に近い気分になります。

凄いベテランの人、パートでも若い頃に病棟でしっかり経験を積んで一通りのことが出来る人、入社して数年でも他で十年以上経験がある人、そんな中で3月まで学生だった青二才がやっていくのは大変です。

一人ではやれないので、必然的に先輩とペアで一日の業務を進めて行きますが、僕が分かってないこと、できないことが沢山あるうえ、看護の先輩は厳しい人も結構いるので、しんどい思いをすることもあります。

人の体に針を刺したり、薬液を入れたり、といった人を傷つける危険のある仕事をするので、いい加減では務まりませんが、一般の女性労働者と比べるとキツイ傾向にありますね。

介護もキツイ人はいましたが、基本的に人命にかかわる行為はしないので、そこまでキツい人は多くなかったし、むしろ変わり者とか社会不適合っぽい人もいました。

看護は基本的にコミュニケーション力があって、しっかり意見を言える人がデフォルトな感じで、これは性格の優しい厳しいを問わず共通しているように感じます。

働いていく中でそういう性格になるのか、それとも大人しい人は退職していって必然的にそういう人だけ残るのかは分かりませんが。

そんな中で同期入社した人もいますが、働いている部署が違ったり、一緒でも女性だったりしてそこまで接点を持つ感じではないです。

同じ准看護師で午後から看護学校に通ってる男性も一人いますが、看護助手が足りないため看護助手の仕事をしていて、ナースステーションには自分以外女性ばかりという時もあります。

准看護学校の時はクラスの15%くらいは男子だったので、病院でもそんな感じかと思ってましたが、体力勝負の精神科はともかく、一般病棟は女性ばっかりですね。

男女問わず打ち解けて話せるような男性ならいいでしょうが、そうでない僕のような人間には辛い環境です。

この前の休憩時間、ベテランの人が「まずは辞めずに来てることが大事。」と言ってくれたので、その言葉を励みにまずは仕事に来るということを続けていこうと思います。